【USUM S11】グライポリ2ドヒドイデ 【最終1873】

はじめまして!
シーズン11お疲れさまでした。
構築記事を書くのは初めてです。
決して高いレートではありませんが練習がてら構築記事を書いてみました。

【はじめに】

※ 赤書きの箇所はシーズン終了後に技を見直して運用しているところです


以下の理由により今シーズン(8月下旬)に限り集中的にレート環境に挑戦しました。

①発売されて以来、USUMのレートにほとんど潜ってなかったこと
②ピカブイが発売された後はレート人口が更に減ってしまう可能性があること
③個人的に平日にまとまった時間が取れるのが今シーズンだけだったこと
④学生も社会人も夏休み期間でいっぱいいるのでは(?)と考えたこと

目標設定を検討した結果、今シーズンはレートではなく最終順位にこだわることとし、『最終1000位以内で終える』を目標に挑戦しました。
 
終結
・298戦165勝133敗(最終レート1873最終順位929位)※勝率55.4%
 ということで、無事に目標は達成することができました。
・最終的なパーティーが固まるまでいろんなパーティーでレート環境を調べていたこと
 もあり全体的な勝率はけっこう低いです。内訳は以下のとおり
 思考錯誤期:211戦112勝91敗 勝率53.1%
 最終PT   :87戦53勝34敗  勝率60.9%
・1900も視野に入ってきましたが、あくまで最終順位にこだわることを意識し、安全圏
 に入ったと判断した段階で終戦。最終週は日本代表のポーランド戦のような気分で過
 ごしました。

【並び】
 
【パーティーコンセプト】
   (極力ゲンガーに縛られずに)堅実にサイクルを形成できるパーティー

【構築経緯】
もともと受けルーパーなので今作も受けループから出陣。しかし、昨今(メガシンカ
が出てきたあたりから)単純にタイプや数値で受けることに限界を感じた。
そこで、受けループの中でも、より幅広いポケモンにサイクルを形成できるポケモン(並び)は残しつつ、そこを突破し得るポケモンの処理はアタッカーに誤魔化してもらうことを考えていった結果このメンツに行きついた。
脳内イメージでは、上3体が内野で下3体が外野。
内野を抜けた打球を外野で処理するイメージ。選出に関しては後述。

【個体解説】

グライオン
持ち物 どくどくだま
性格 慎重
特性 ポイズンヒール
努力値 H212 A36 B4 D252 S4
実数値 177-120-146-139-※-116
技 じしん ハサミギロチン はねやすめ まもる→みがわり

初登場時からなんだかんだずっとパーティーにいる相棒
特に語ることのないテンプレ調整
何度も後出し出来るようはねやすめを採用
まもるは安全にどくを発動させるために外せなかった
みがわりのないグライオンミラーでギロチン合戦になることが意外と多かったため、先にギロチンを打てる可能性が増えるようSに4振った
グライオンをもっと活かせないか検討した結果、後述するミミッキュウツロイドの技にでんじはを組み込み、グライオンにみがわりを搭載することでグライオンでのごまかし性能が上昇した。まもるを外したが、安全に場に繰り出すタイミングを選出時からある程度イメージしてプレイングでカバーするよう意識した


ポリゴン2
持ち物 しんかのきせき
性格 ずぶとい
特性 トレース
努力値 H244 A252 B4 D4 S4
実数値 191-※-156-126-116-81
イカサマ れいとうビーム でんじは じこさいせい

これも技まで含めて特に語ることのないテンプレ調整
でんじはの枠はどくどくと迷ったが、グライオンのギロチンチャンスやメタグロスアイアンヘッドとのシナジーボーマンダのはねやすめをしびれさせることを検討した結果でんじはになった
特性に関しては、メガゲンガー軸の相手に対してミミッキュポリゴン2で回せるようトレースとした。また、ちくでんや威嚇などトレースできたりと普通に便利

 

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ドヒドイデ
持ち物 コオリZ
性格 ずぶとい
特性 さいせいりょく
努力値 H252 B252 D4
実数値 157-※-224-73-163-55
技 ねっとう どくどく じこさいせい くろいきり

ウルガモスなどを意識して特殊に厚い調整にしていた時期もあったが、ウツロイドが入ってきたことで物理耐久特化に戻った。
コオリZははたきおとすのダメージ軽減や、トリックへの耐性、普通に半分以上回復したいとき、ちょうはつされたとき等思いのほか役に立った。
対電気では、アタッカーでもボルチェンぐらいなら普通に耐える。ポリゴン2やサンダー等の耐久型の電気技も1発受けながらどくを撒いていった。
火力がなく、相手の高火力特殊アタッカーがホイホイ出てくるため、有利対面でもむやみに居座るのは危険。


メタグロス
持ち物 メタグロスナイト
性格 ようき
特性 メガ前 クリアボディ
   メガ後 かたいツメ
努力値 H92 A140 B20 D4 S252
実数値 メガ前 167-173-153-※-111-134
    メガ後 167-183-173-※-131-178
アイアンヘッド がんせきふうじ じしん アームハンマー

調整については、特価ランドロスのじしんとかようきガブのじしん+さめはだを耐えるライン。
技についてはいろいろ試した結果、れいとうパンチを外す結論に至った。主な理由は次の通り。
理由はれいとうパンチを打ちたいマンダの後ろにカグヤやハッサム等が控えていた場合、持ってても意味がなく腐ることが多かったこと。
マンダやランドはポリ2でみることがほとんどだったこと。(ランドのじしん耐え調整した意味とはいかに。。)
最終的には、安定のアイアンヘッドリザードンと対面したときや起点回避にうてるがんせきふうじ、グロスミラーやクチートギルガルドデンジュモク等に打てるじしん、ガルーラや受け3体できついカミツルギへの打点となるアームハンマーとし、苦手なやつを処理できる技を優先的に仕込みました。

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ミミッキュ
持ち物 こだわりハチマキ
性格 いじっぱり
特性 ばけのかわ
努力値 H196 A92 B164 D4 S52
実数値 155-134-121-※-126-123
技 かげうち じゃれつく のろい→でんじは トリック

この構築で一番の地雷と思われるポケモン。はちまきミミッキュを使ってる人をみたことがない。
順番的には一番最後に入ってきた。ジャラランガの抑止力、ノーマルかくとうタイプの技をすかしたい、ゲンガー軸に強くでれる枠がほしい、という条件を満たすのがミミッキュだった。
ゲンガー軸に選出することが多い。当初は普通にZを持たせて使ってたが、積んで全抜きすることもほとんどなかったのと、1発打って交換することが多いこと、ゲンガーの後ろにいるカビゴンエアームドになすすべもなく負けが続いたので少しでも抗うためにトリックを採用。スカーフはウツロイドが持つためハチマキトリック。陰キャばっかのパーティーにもよく刺さって便利だった。のろいとアンチシナジーな感じはあるが、シャドークローを打ちたい場面よりも、ばけのかわを活かしてゴーリを1回流せたり、ラス1のツメだったり、トリック後の起点回避に使えるのろいのほうが使いたい場面が多かったため採用した。(一時期ねごとのときもあった)
調整に関しては、特化バシャのフレドラ耐え、HSゲンガーをハチマキかげうちで2発、Sはいじっぱりキノガッサ抜き
のろいにも良さはあるが、でんじはを使う機会が多いように感じた。こだわりアイテムを持たせてる関係で、グライオンのアシストを見込んで交換読みでうつか、トリック後に更に場をあらす目的で使っている。


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ウツロイド
持ち物 こだわりスカーフ
性格 ひかえめ
特性 ビーストブースト
努力値 H4 C252 S52
実数値 185-※-67-196-151-155
技 パワージェム ヘドロウェーブ サイコキネシス はたきおとす→でんじは

霊獣ボルトロスアーゴヨン等の高火力特殊アタッカーをみる枠として採用
アーゴヨンをそこそこの乱数で倒せるためひかえめ個体
一致技のパワージェムとヘドロウェーブアーゴヨンとゲンガー意識のサイコキネシスまでは普通に決定。残り1枠を考えていったときに、ゲンガーの裏にいる半分回復身をもったカビゴンや、食べ残しをもったガルドなんかに出す技としてはたきおとすを採用。リスクが高いためほとんど使うことはない。使うにしても1サイクル目は普通に行動し、2回目以降のサイクルではたくことが多い。(ミミッキュ同様この枠も一時期ねごとだった、ステロの時期もあった)
ウツロイドによく後出しされる鋼タイプか、役割対象がそのまま居座ってきても後ろに控えているグライオン等が起点にできるようにでんじはに変えた。


【選出】
・考え方
 基本選出というものはないが考え方をあげておく
 ①まずは内野陣3体(グライポリ2ドヒドイデ)で受けきれるかどうかを考える
  →受けきれそうならそのまま内野陣3体選出。
 ②受けきれそうにない場合
  →内野陣3体のうち2体を選んで最も広くカバーできる組み合わせを考える
   その2体で薄いところを外野陣(グロスミウツロ)1体でカバーする
 ③外野陣2体+内野陣1体の選出について(ごまかし選出)
  内野陣で役割がもてないため外野陣でしかもってない役割対象が少なからずある。
  代表的なもので、
  グロス→テテフ、カミツルギ ミミ→ジャラ ウツロ→霊獣ボルト、アーゴヨン etc
       相手PTにジャラランガアーゴヨンハッサムがいたとする。こういう外野陣の
  役割対象が2体以上いるPTは正直きびしい(しかも割とよくいる)。
  役割に従えばミミッキュ、ウツロ、ドヒドと選出したいところだが、ウツロドヒド
  とアーゴヨンハッサムのサイクルではこちらのサイクルが先に崩される可能
  性が高い。こういう場合にグライオンのギロチンでごまかす選出をとることがあ
  る。勝率は低いかもしれないが、100%負けるよりかまし
  ドヒドのねっとう火傷や毒、だれかのでんじはがらみでごまかし範囲とごまかせる
  可能性を高めることが重要


【感想】
催眠系のポケモンはけっこうきついが、選出をある程度正しくできれば勝てる範囲が広いし、自分の選出と立ち回り次第でもっと上の順位を目指せるパーティーだと思う。記事を書くにしては物足りないレートとなったが、自分の目標は達成できたので形に残しておこうと思った。次に真剣にレートに潜る時期はひとまず保留。当面は、ピリピリして勝ちにこだわる勝負はせずに、いろんな戦術を試しながらのんびり対戦を楽しみたいと思っている。ピカブイはレートないみたいだしな。
今シーズン自分と対戦していただいた方、記事を最後まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

【追記】
ぽけっとふぁんくしょんさんのシーズン11上位構築記事に掲載してもらうことができました。上位構築として掲載されるには最終1000位以内であることが必要だそうで、目標を1000位以内に設定したのも最終的にはここが目的だったので、形に残せて素直に嬉しかったです。(「上位」って響きが余計に嬉しい)
余談ですが、ぽけっとふぁんくしょんさんでハチマキミミッキュで条件指定してパーティー検索すると、9月15日現在ではこのパーティーしか検索にひっかかりませんでした(笑)
QRパも公開しておりますので、興味がある方は使ってみてください。
それではまたの機会に。